本当のS女性とM男性
奴隷は女王様の前では絶対服従であるが、そんなことを言われるまでもなく、「この方のためなら、どんなことでも出来る。たとえいくら痛くても苦しくても」という人は多い。理屈ではなく、会った瞬間に心が通じてしまうのが本当のSとM。女王様になるのではなく、ならないではいられない、というのがSの本来の姿だ。M奴隷も目があった瞬間にマゾ感覚が芽生え、身体が自然に女王様へ服従してしまうのだ。
そんな二人は見た目では理解出来ない。華奢で小柄な女王様が、自分より大きな奴隷を飼っていることがあるし、中年のおばさん風の女王様が、イケメンの若い奴隷を連れていることもある。これは互いに相性が良く、信頼関係が築けるかどうかがポイントだ。それは恋愛関係とは違う、もっと深い精神的なものなのだ。
普段ならちょっと頭を叩かれてもムッとするのに、女王様の場合は鞭で滅多打ちにされてもお礼を言って「もっと叩いて下さい女王様」などと言ってしまうのだから、SMとは全く次元の違うものなのだ。SでもMでもない人には多分一生分からないことかもしれないが、一度足を踏み入れると決して抜けられない世界なのだ。